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ヴェネツィア珍道中 これから個人で行こうと思っている方必見です!! [ヴェネツィア 旅行]

以前からムラノガラスに興味があり、是非行って見ようと思っていたのですが、運よく介護している母のショートステイ先が見つかったのと、結婚30周年を口実に2009年5月に8泊10日のスケジュールで行って来ました(ヴェネツィア4泊、パリ4泊)。飛行機と宿だけ予約する個人旅行ですが果たしてうまくいきますか。会社勤めしていた時の海外出張は当然お仕事なので観光などもほとんど無く面白いと思ったことはありませんでしたが、純粋な観光旅行は新婚旅行以来なので気分がまるで違います。
出発は5月25日成田午前10時30分のエールフランスですが、カウンターの横にある端末画面から日本語を選択して座席指定の入力をしなければなりません。日本語が通じるのは今のうちと、スタッフの人に教えてもらいながら何とか最終地までの座席を確保。ヴェネツィアへは直行便が無いのでパリで乗り換えですが、預けた荷物は自動的に乗り継ぎ便に渡るので最終地で引き取ることになります。
airbus E340.jpg成田 17番ゲート.jpg5.25 機内食.jpg
定刻に出発して12時間概ねたいした揺れも無くパリに。それにしても12時間は長いです。パリ着陸直前になんとなく窓の下を見ると何とパリ市内上空を飛んでいました。当たり前ですがエッフェル塔から凱旋門、セーヌ川が地図そのまま見えたのに感激です。突然だったので写真を撮る暇がありませんでした。
CDG空港に着いて見ると、「E・S2」と言う新しいターミナルでした。旅行会社からはエールフランスの場合、ヴェネツィアへの乗り換えは「2F」のターミナルで全てできますと言われていたので早速の想定外で「2F」まで長い通路を歩くことに。旅行会社お薦めの乗り継ぎ便を、何かあったら困ると思い一便遅くしておいたのが正解でした。
CDG空港.jpg
途中、入国審査を済ませて「2F」について見ると、今度はヴェネツィア行きの22番ゲートが見当たりません。さんざん探した結果、何と階下のバス乗り場でした。やれやれですがここまで来るともう日本人は他にはいませんしアナウンスも日本語はないので急に心細くなってきます。バスで駐機場まで行くとCDG バスで移動.jpgYS11をジェット機にしたような小さなフォッカー100と言うジェット機が待っていました。成田ではほとんどの人がマスクをしていましたが、ここではもう誰もしていません。
フォッカー200.jpg
パリからヴェネツィアはおよそ2時間ほどですが、途中で「下に見えるのはスイスアルプスです」とのアナウンスがあり、思わず写したのが次の写真です。
スイスアルプス.jpg
そうこうする内に高度を落としヴェネツィアの空港(実際にはマルコポーロ空港)に近づいてきました。右手には本島の大鐘楼が見え、感激です。残念ながら左側の席だったので写真は撮れませんでした。これから行かれる方は是非右側の席を取ってください。イタリアはユーロ圏なので入国検査も無くバッゲージカウンターに。事前のネット検索ではパリCDG空港での乗り継ぎで荷物が行方不明になるのは日常茶飯事と良く載っていたので心配していましたが、ちゃんと出てきました。やれやれ。
さあー、これからがヴェネツィア本島に渡ると言うこの旅最大の難関です。ヴェネツィア本島に渡るのはバスでリベルタ橋を渡り本島入り口のバスターミナル(ローマ広場)まで行くか、水上バスで本島に行くか、水上タクシー(実際にはモーターボート)で本島に行くかの3通りです。もう20時過ぎなので空港のロビーは閑散としていますが、左手に水上バス・タクシーのカウンターがありました。予約したホテルはサンマルコ広場のそばでしたので、荷物もあるし、水上タクシーは料金は高いのですがホテル近くまでいけると考えホテルの住所を告げて90ユーロ支払いました。比較するのも何ですが、深夜都内からタクシーで家まで帰ると高速料金込みで1万6千円ほどかかりますので、まあまあリーズナブルかなと。カウンターで○○番のタクシーに乗れと言われ、空港を出て左手にある銀色のアーケードをひたすら歩き、10分ほどで桟橋に到着です。
マルコポーロ空港出口.jpg水上タクシー乗り場へ.jpg
やっと乗り場に着いたと思ったら、何と○○番のタクシーは目の前で他の客を乗せて行ってしまいました。これがイタリア式かと特に驚きもしませんでしたが、暫く待っていると別のタクシーが近づいてきて、これに乗れと言われヤット出発です。どうやらドライバーは携帯電話で情報交換しているようでした。
水上タクシー乗り場.jpgタクシーで一路ヴェネツイアへ.jpg
しばらくは海上なので左手にムラノ島を見ながら10分ほど結構なスピードで突っ走ります。本島直前にスピードダウンし、細い運河に入っていきます。周りの建物を見るとまるでタイムマシンに乗って中世にタイムスリップしたかの様な錯覚にとらわれますが,ドライバーはしょっちゅう携帯電話でお話です。
いよいよヴェネツイアに進入.jpg
細い運河をしばらく行くと大運河に出て左折します。遠くに写真で見たリアルト橋が見えてきました。まだ明るいようですが現地時間でもう21時です。
いよいよグランドカナルへ.jpgグランドカナル.jpg
やがて大きなリアルト橋をくぐると水上タクシーは何故か左に着岸します。事前にさんざん調べておいたサンマルコ広場はもっと先の筈なのにやな予感。ドライバーは我々の荷物をおろし、ホテルはここから歩いてすぐだと言い始めました。ホテルはサンマルコ広場近くだといくら説明しても全く埒が明きません。悪いドライバーに当たったものです。もうすっかり日も暮れて薄暗く、細い道を地図を片手に重いスーツケースを引きながら歩き出しました。そうでなくてもヴェネツィアは迷路なので地図を見ても良くわかりません。ガイドブックに建物のかどには行く方向の地名と矢印が書いてあると言うのを思い出し上を見ると確かにあちらこちらに←S.Marcoと書いてあります。ワイフの冷たい視線を背中に感じながら歩いていくと、小さな運河を渡る橋がタイコ橋になっていて重い荷物を持って階段を登り降りすることに。二人とも無言で2、3箇所橋を渡りさらに迷路を行くと急に視界が開けました。サンマルコ広場です。目の前に飛行機から見えたあの大鐘楼がそびえ立っています。ここまでくればもう大丈夫。あとは事前にシミュレーションした通りに行けば50mほどでホテルです。 
やっとサンマルコ広場に到着.jpg
予約したホテル サンガッロは旅行会社が提示したホテルのひとつでしたが、サンマルコ広場に近くなにかと便利だと思って選んだプチホテルです。事前にネット検索した評判はあまり良いとは言えませんでしたが、出発前にホテル宛にEメールで我々の到着が夜遅くなる事を送信したら、すぐに問題ないとの返信がきたので安心していました。全く便利な世の中になったものです。
やっとホテルの前まで行くと何と扉が閉まっていて、看板が無ければホテルとはわかりません。さっそく呼び鈴を押すと愛想の良いお兄さんが出てきました。受付カウンターは3階ですが、エレベーターも無いのでまた階段です。部屋は10部屋ほどあるらしいのですが、我々が泊まる部屋は一旦外にでて別の扉から入ると言うちょっと変形なホテルです。なにせポーターもいないので階段で荷物を運ぶのが大変ですが、なんとなく面白そうなホテルで、気取っていなくて気に入りました。アメリカ系のホテルに慣れた人にはちょっと厳しいかも。 やっと部屋に入って落ち着くともう23時を過ぎていましたが、良くここまで何とか来れたなあと言う思いでワイフと乾杯です。とは言え朝5時に起きてからもう24時間以上が経過していました。長い一日でした。 
ホテル .jpg
翌朝5月26日、小鳥の囀りで眼が覚めました。ヴェネツィアは自動車・バイクが無いせいか静かで、ホテルの横をリヤカーを引いたおじさんが大きな声で歌いながら通ります。早朝 ホテル前.jpg朝食は8時からと前夜聞いていたので、8時過ぎに受付カウンターに行きましたが、受付のおじさんは何か不機嫌そうに少し待ってくれと言っています。待つ事20分、やっと朝食の用意ができた屋上に案内されました。他には未だ誰もいません。
5.26 朝食.jpg
何か雰囲気が違うので、ひょっとしてと思い、メイドさんに時間を聞いてみると、えっ7時40分?。1時間間違えていました。昨晩時計の時差を直すのを1時間間違えていたのです。早速メイドさんに謝り、お土産用に日本から持ってきた「お箸」をプレゼント。食後に受付のおじさんにも謝っておきました。初日の今日は、10時から旅行会社に手配してもらっていたサンマルコ寺院・ドゥカーレ宮殿のツァーの予定があります。待ち合わせ場所はホテルから5分ほどのところですのでホテルを9時45分ころ出発です。何人かのツァー客が集まるのだろうと思っていましたが、いっこうにそれらしい人達がいません。どうなる事かと思っていたところに「○○さんですか?」と流暢な日本語が聞こえました。振り返ると長身の美人が立っています。現地ガイドのモニカさんでした。話を聞くと彼女はヴェネツィア大学で日本語を学び日本にも4年間留学していたと言う才女でした。その日案内するのは我々2人だけだと言うのでまたびっくり。ひょっとすると英語のガイドかも知れないと思っていたのでラッキーでした。ドゥカーレ宮殿からため息橋を渡り牢獄に至るまで詳細・丁寧に説明してもらいました。特にモニカさんがココにしか無い物と案内してくれたのが、十字軍の頃の「貞操帯」でした。高校生の時、授業で話には聞いていましたが現物を見るのはもちろん初めてです。他にも中世の鎧、剣など本物は実に迫力があります。室内は全て写真撮影が禁止なのでお見せできないのが残念です。その当時の宮殿の雰囲気はアルパチーノ主演映画の「ヴェニスの商人」をご覧になると良くわかります。下の写真はドゥカーレ宮殿内部の「巨人の階段」と呼ばれているもので、映画「旅情」でキャサリン・ヘップバーンが子供と降りてくる場所です。もうひとつの写真はドゥカーレ宮殿前のサンマルコ小広場と言われている海に面した広場です。なお、サンマルコ広場ではハトが増えすぎたので2008年から餌やりが禁止されていますので、ご注意ください。
巨人の階段.jpgサンマルコ小広場.jpg
素晴らしい説明をしてくれたモニカさんともお別れですが、彼女が良く行くスーパーマーケットやお勧めのレストランを教えてもらうために、彼女の帰り道に沿ってリアルト橋方面に一緒に歩いていく事になりました。下の写真がお薦めのレストランで、丁度お昼となったのでラザーニアを食べましたが、なかなかのものでした。ここは惣菜も売っているので、滞在中3日間通い、いくつか惣菜を買って帰りました。なにせケチケチ旅行なので他にも雑貨屋、八百屋など教えてもらい滞在中だいぶ助かりました。
お薦めレストラン.jpgラザニア.jpg
食後はスーパーに寄って夕食の材料を買って一度ホテルに戻り少し休憩です。下の写真はスーパーのチーズ売り場。 
スーパー.jpg 
前日がハードでしたのでホテルに戻り一休み。ホテルはサンマルコ広場から50mと近くて何かと便利です。
午後は、今回の目的のひとつでもあります、映画「旅情」に出てくる撮影シーンを探して回る事にしました。映画「旅情」は50年以上前の作品ですが、撮影シーンは現在もあまり変わっていないので何ヶ所か見て回る事にしたのです。午前中に見たドゥカーレ宮殿の「巨人の階段」もそのひとつでした。
水上バス乗り場で、24時間乗り放題のチケットを買いアカデミア方面に向かいます。チケットはガイドブックでは乗る前に機械で刻印をするような事が載っていましたが、現在はパスモやスイカのような非接触カードを乗り場にある機械にかざして乗り込みます。
サンマルコ広場から水上バス(バポレート)に乗って10分ほどで目的地です。下の写真の広場は映画「旅情」で主人公のキャサリン・ヘップバーンが緑色の日除けのある骨董屋で、そこの主人であるロッサノ・ブラッツィと出会う有名なシーンが撮影された所です。バルナバ広場.jpg
このお店は今もお土産屋になっていて、ショーウィンドウには、例の赤いゴブレットも置いてあります。赤いゴブレット.jpg記念に映画「旅情」の絵葉書を何枚か買ってきました。骨董や.jpgお店の中はこんな感じです。骨董屋 内部.jpg
この横の運河は、キャサリン・ヘップバーンが8㍉カメラを撮って後ずさりして落ちたところです。その先には昔からあると言う船の八百屋さんが停泊しています。キャサリンが落ちた運河.jpg船上の八百屋.jpgここから少し奥に入ったところにある広場に冷たい水の出ている井戸がありました。広場の井戸.jpgそのときに取った音がこれです。
また水上バス(バポレート)に乗ってリアルト橋に向かいます。下の写真はリアルト橋から撮ったものです。
リアルト橋から Ⅰ.jpg
昨日とは打って変わって今日は荷物も無く、モニカさんに道を教えてもらったので難なくサンマルコ広場に到着。まだ明るいのですが、19時を過ぎていました。
夕暮れのサンマルコ寺院.jpg
広場では、カフェの老舗であるフローリアンと向かいのクオドリが演奏を競っています。ただカプチーノを飲むだけなら8ユーロほどですが、演奏が始まると演奏代が加算されるので結構な金額になるとガイドのモニカさんが言ってました。ケチケチ旅行の我々はもちろん立ち見専門です。
カフェ クオドリ.jpg
今回の旅行にはカメラとボイスレコーダーをもって行きましたので広場での演奏もタダでしっかり録音してきました。丁度演奏の終わった時にタイミング良く大鐘楼の鐘がなりだしました。鐘の音が大きいのでビックリしないで下さい。ちなみに今回の旅行に持って行ったカメラはCONTAXのtvsデジタルと言うコンデジを2台とボイスレコーダーはCD音質で約6時間(4GBのSDカードの場合)録音できるROLANDのR-09と言うすぐれものです。今回の旅行には4GBのSDカードを2枚持って行き、カメラは計800枚ほど撮影し、ボイスレコーダーは約9時間ほど録音し,CDを作成しました。電源は単三乾電池で何処でも手に入るので安心です。今回も、ヴェネツィアの雑貨屋で買い増ししました。
使用カメラ他.jpg

さて3日目の5月27日は、朝食後にいよいよムラノ島へいきます。屋上の朝食の簡易レストランはこんな感じです。我々以外にはドイツ人、フランス人が食事をしていました。
5月27日朝食.jpg
残念ながらお天気はあいにくで、風が強い一日でした。ムラノ島へはもちろん水上バスのバポレートで行くので横目でサン・ジョルジョ島、溜め息橋を見ながら乗り場に向かいます。下の写真の右側に写っているレンガ色の建物がヴェネツィアで一番と言われるホテル・ダニエリです。余裕のある方は是非泊まって見て下さい。部屋からは目の前にサン・ジョルジョ島が浮かぶアドリア海が見渡せます。
5月27日サン・ジョルジョ島.jpgバポレート乗り場.jpg
ムラノ島に行くバポレートは各駅と急行とありますが、我々は急行で行く事にしました。乗り場には時刻表がありますが、ここは大きな乗り場なので電光掲示されています。
船の時間は思いのほか正確でびっくりします。東京のバスよりはるかに正確で、その時刻になると何処からともなく船が現れるので、さすが千数百年の船の歴史があるのだと関心しました。
時刻表.jpg
最初は船外にいたのですが、結構風が強く波しぶきがバシンバシンと降りかかるのでたまらず船内に。思わずヴェネツィア出身のヴィヴァルディ作曲の「海の嵐」を思い出します。ご覧のように中には我々の様なリタイア組と思われる夫婦連れの観光客で一杯。
バポレートの内部.jpg
ムラノ島には幾つかの水上バスの停留所がありますが、ガイドブックにはコロンナと言う停留所で降り、運河沿いに歩くのが一番オーソドックスとありましたので我々もコロンナから歩くことに。
コロンナ.jpgムラノ島 運河沿い.jpg
運河沿いには小さなガラスショップがずらーと並んでいますが、まずは夢にまで見たガラス美術館を目指します。20分ほどあちこちお店を見ながら行きますがそれらしい建物が見当たりません。だいぶ行った所に教会がありましたので中に入って聞いてみました。下がそのサン・ドナート教会です。
ムラノ島 教会.jpg
教会の受付のおばさんが言うには、今日は水曜日でその美術館は休館ですと。はるばる来たのに何たること。まるで「水曜どうでしょう」のようになってしまいました。少し戻ったところにその美術館がありましたが、扉が閉まっていたので気がつかずに通り過ぎたのでした。扉には確かに案内が出ていましたけど。それがこれ。
ガラス美術館 扉.jpg
まぁー気を取り戻してお店を散策しましょう。大から小までかなりの数のガラスショップがありますが、概して大きなお店はどうも売らんかなと言う感じがしました。また、お店によっては、「当店では中国製は扱っていません」と看板を出している所もありましたので、注意が必要なようです。ほんの一部ですがご覧下さい。
グラス Ⅰ.jpgガラスショップ Ⅰ.jpgムラノ島 ショウウインドウ 縦.jpg
シャンデリア店.jpg
せっかく来たので、何か記念にひとつ買おうと思いあれこれ見て廻りましたが、サンマルコ広場にあるお店よりはかなり安いものの、なかなかこれっと言うものが見つかりません。時間もお昼になったので通りがかりのお店でピザを食べる事に。メニューを見ても写真が載っているわけでもなくマルゲリータは読めましたが他のものが読めません。結局マルゲリータとその下に書いてあるピザを注文しました。飲み物は下戸なのでコーラ・ライトです。出てきてみるともうひとつのピザはハムピザでした。雰囲気もあるのかも知れませんが、少し塩味のきいたハムピザがうまい。
ピザ.jpg
お腹がふくれたところでまたお店めぐりです。結局あまり大きくないお店で、バラリンと言うマイストロが作ったと言う花器を買うことにしました。ココはもちろんネギラナイト、現金で買うからと2割ほど安くしてもらいました。これは白いレース模様が交差するところに全て小さな気泡が封じ込まれているもので以前から欲しかったものです。
買った花器.jpg
ただ包装は箱も無くプチプチで巻いてレジ袋です。他のお店でも小物を買いましたがイタリア人は包装は大雑把上手ではありません。逆に言うと日本人が細かすぎるのかも知れませんが。
下の写真がバポレートの乗り場ですが、右側の黄色いラインの入った箱の様な物が待合室(箱?)で、船のように浮いています。コロンナから出発.jpgなのでバポレートの車掌は近づくと太いロープで待合室と船体を密着させ一体化させます。それがその下の写真です。
バポレート 車掌さん.jpg
このままサンマルコに戻っても能が無いので、サンタ・ルチア駅に行く事に。いきあたりばったりですがムラノ島からは20分ほどでサンタ・ルチア駅に到着です。本土から電車でくる場合の終着駅ですが、映画「旅情」で主人公のキャサリン・ヘップバーンが蒸気機関車でヴェネツィアに来るファーストシーンがここでした。サンタ・ルチア駅 プラットホーム.jpg
従って電車で来た観光客はまずこの景色が最初のヴェネツィアの景色になります。
サンタ・ルチア駅.jpg
このサンタ・ルチア駅のすぐ右側にバスや車で来た場合の駐車場があるローマ広場があります。さて帰りはまたバポレートに乗りリアルト橋で降りて歩いて帰ります。写真はリアルト橋にさしかかるバポレートの操舵室です。
バポレート 操舵席.jpg
また例の惣菜屋でお気に入りの「やりいか」の惣菜を買ってホテルまで。途中にフェラーリショップがありました。車の無いヴェネツィアですが、さすがイタリアです。
フェラーリショップ.jpg
さて、5月28日、明日は出発なのでフルに動けるのは今日が最後ですが、昨日とは打って変わって快晴で、晴れ渡っています。この様な日をヴェネツィアでは「serenissima」と言うのでしょう。今日は予備日にしていたので、やはり午前中は再度ムラノ島に行って、昨日休館だったガラス美術館を見学することにしました。午後にはガイドのモニカさんに是非行きなさいと言われたサンマルコ広場の沖合いに浮かぶサンジョルジョ島を目指します。快晴の大鐘楼はこんな感じです。快晴の大鐘楼.jpg
昨日と同じようにバポレートでムラノ島へ向かいます。ガラス美術館は初日にサンマルコ寺院を見学した時のキップを提示すれば無料で入館できます。残念ながら館内は撮影禁止なので写真はありませんが、古代ローマから近代までの代表的なガラス器が整然と展示されており、なかでも大きなシャンデリアは大変豪華なものでした。中庭にステンドグラスを飾った壁があります。ガラス美術館.jpg
さて、またお昼になりましたので昨日と同じレストランに行くことに。ムラノ島のレストラン.jpg
今日は美味しかったハムピザとボンゴレを注文するとコカコーラ・ライトもね、と覚えてくれていました。ボンゴレ.jpg
午後はサンジョルジョ島に行くだけなので、ゆっくりムラノ島を散策です。やはり定番のガラス工場がありましたガラス工場.jpgムラノ島のむく犬.jpgムラノ島からサンミケーレ島を望む.jpg
食後にバポレートに乗ってサンマルコで乗り換え、サンジョルジョ島に向かいます。乗ってしまえばものの5分で到着です。サンジョルジョ島を目指す.jpgサンジョルジョ島へ到着.jpg
さて、1時30分頃には到着したのですが、鐘楼に登るための教会の入り口が見当たりません。20分ほど島の端まで行ってみましたが、それらしい入り口がありません。結構観光客もいるのですが、皆キョロキョロしています。強い日差しを除けながらガイドブックを見ていると、何と昼から2時半までは昼休みでした。隣にいたアメリカ人観光客がここは何時にオープンですかと聞いてきましたので、早速教えてあげたほどインフォメーションの無い教会です。やっと正面の大きな扉が開き、皆、粛々と中に入っていきます。エレベーターに乗って鐘楼の上に行きますと、ガイドのモニカさんの言った通り、そこには素晴らしい光景が広がっていました。待った甲斐がありました。モニカさんに多謝!!
サンマルコ 広角.jpg
遠くには、イタリア本土がかすんで見えます。サンジョルジョ島よりサンマルコを 望遠 Ⅰ.jpg
サンマルコの右手にはヴィヴァルディが勤めていたピエタ音楽院(白い三角屋根)も見えますピエタ音楽院.jpg
マッジョーレ教会の内部はこんな感じで、ティントレット作の「最後の晩餐」が見られますよ。マッジョーレ教会内部.jpg
しばらく散策してからバポレートに乗ってサンマルコに戻ります。珍しくクリスチャン・ディオールのサングラスをかけた女性の車掌さんでした。女性の車掌さん.jpgマッジョーレ教会の扉から見た景色.jpgサンジョルジョ島を出る.jpg海上からサンマルコを望む.jpg
サンマルコからは歩いてサンモイゼ寺院のあるザッカリア方面に向かいます。途中の牢獄の鉄格子はさすがすごい。鉄格子.jpg
このサンモイゼ寺院も映画「旅情」にでてくるシーンで、サンマルコ広場に急ぐキャサリン・ヘップバーンが階段を下りてくるシーンなのです。本当は向こう側がサンマルコ広場なので階段を登っていくべきなのですが、そこは映画ですね。
サンモイゼ教会.jpg
サンモイゼ方面からサンマルコ広場に着くとこんな感じで大鐘楼が見えてきます。これも映画「旅情」のワン・シーンのアングルです。回廊から見た大鐘楼Ⅰ.jpg回廊から見た大鐘楼.jpg
さて、今日はヴェネツィア最後の夜なので、ホテルで早めに夕食を済ませ、夜景を撮りにお出かけです。なにせケチケチ旅行なのと、あまり食事にこだわりが無いので、夕食はいつもホテルの部屋で日本から持ってきたフリーズドライの非常食にこれも日本から持ってきた携帯ポットでお湯を沸かして食べていました。おかずは惣菜屋で買った3品ほどのものと八百屋で買った果物などですがもう十分です。この携帯ポットは色々と役に立ちました。写真は、日本から持ってきたコンセントアダプターで携帯電話を充電しているところです。コンセント.jpg
明日はもう出発ですが、帰りはローマ広場からバスで空港に行く事にしたので、夜景を撮りに行く前にホテルの受付で明日の朝、ローマ広場まで水上タクシーを呼んでもらう事にしました。来るときに水上タクシーでえらい目にあった事を話すと受付のおじさんはビックリした様子で、「タクシーはすぐ近くの運河までくるよ。」と言うのです。それならとタクシー会社に予約の電話をしてもらいました。料金は70ユーロでしたが本当に近くまできてくれるのかな。心配です。そうこうする間に20時半になり日も暮れてきました。夜景を撮りに出発です。ホテルを出て明日のタクシーの待ち合わせの場所を確認しているとゴンドラから歌声が聞こえてきました。左下の立っている人が歌い手で、あとアコーデオンとトランペットの人が乗っていました。ゴンドラから歌声が.jpgいつもとは違う道でリアルトまで行ってみる事にしました。迷路を何とかクリアしてリアルトにたどり着きました。途中にあった「キティちゃんグッズ」のお店です。びっくりするほどキティちゃんは高級ブランドになっています。キティショップ.jpg
いくつか撮った夜景をご覧下さい。リアルト夜景 ゴンドラ.jpgリアルト夜景 Ⅱ.jpgリアルトを望む.jpgリアルト レストラン.jpgリアルト BAR.jpg
帰りはサンマルコ広場に出て最後の撮影です。カフェフローリアンの前では、観光客がワルツの演奏に合わせて踊っていました。暗いですが映像は横向きです。すみません当然しっかり録音しています。サンマルコ広場夜景.jpg
さて、いよいよパリに向けて出発の日2009年5月29日になってしまいました。水上タクシーは8時に近くの運河まで来てもらう事にしているのでホテルは7時45分にチェックアウトしました。ホテルから運河までは2,3分のところです。帰りのタクシー乗り場.jpg
待つ事5分ほどで一艘のタクシーが近づいてきます。ドライバーが大きな声で「サンガッロ」と叫んでいますので間違いありません。早速荷物を積み込んで無事出発です。来たときと違って帰りは嘘のように楽チンです。タクシーと言ってもゴンドラよりは遙かに大きいので狭い運河での取り回しは大変そうです。帰りのタクシー.jpg
やっとカナルグランデにでました。とにかくイタリア人はお話好きでドライバーはしょっちゅう携帯で話したり、友達の船が来ると併走して話し込んでいました。カナルグランデ タクシー.jpgこの後、10分ほどでローマ広場に着き、バスに乗り換えてリベルタ橋を渡りマルコポーロ空港に向かいますリベルタ橋 バス.jpg
9時前には空港に到着し2回の出発ロビーに行きます。さてこれからパリ行きのチェックインをしなければなりません。とりあえずカウンターに聞いてみると、やはり横にある端末画面で入力してくれとのこと。やれやれですが、画面を操作すると何と日本語が選択できるのです。他の航空会社のことは知らないので、さすがエールフランスと感心しながら何とか座席を確保です。やっと遅い朝食になりました。空港で遅い朝食.jpg
セキュリティの順番待ちで見ていると結構マナーの悪い乗客が多いのにビックリです。少しでも隙間があれば割り込んで来ます。今、上海万博でもマナーが問題になっていますが、私が見たその国の人(パスポートを見てわかりました)はもう最悪でした。
出発ロビーには結構搭乗客が集まっています。空港待合ロビー.jpgすぐ横の免税店のフェラーリショップにおいてあったF1のステアリングがこれF1 ステアリング.jpg
若干おくれて昼過ぎには離陸です。アリベデルチ ヴェネツィア!帰りもスイスアルプスが良くみえました。スイスアルプス 帰り.jpg
来るときはなかったのに帰りは機内食が出ましたが、これが今回の旅行で一番美味しかった機内食。パリ行き機内食.jpg
今回はいろいろ想定外のことが多々ありましたが、何とか無事に過ごすことができました。ガイドのモニカさん、ホテルのスタッフの方、その他いろいろお世話になった方に感謝です。もう少しでパリに着きます。

追記:これから個人で行こうと思っている方に
ホテルについて:まずホテルの立地ですが、大きく分けてヴェネツィア本島に泊まるか、島に渡る手前のメッストレに泊まるかですが、今回行く前にも色々検討しましたが、せっかく行くなら絶対本島に泊まるべきです。確かにメッストレですと料金もグッとお安いのですが、本島に毎日通うのも時間がかかって大変ですし何と言っても普通の地方都市なのであまりお薦めできません。もし資金的に余裕がある方はなんと行ってもダニエリが一番だと思います。大きいホテルはだいたい送迎用のモーターボートをもっていますので何かとベンリだと思います。ボートのあるホテル.jpg空港から島に渡る方法 :今回我々は、ケチケチ旅行なのに水上タクシーを選んだのは、到着が夜遅かった事と、荷物もありましたしホテル近くまで行けて便利かと思ったからです。(結果的にはそうなりませんでしたが)もし到着が明るい内でしたら、水上バスで行かれるのが一番良いと思います。恐らくゆっくりとカナルグランデを行く事になるとおもいますので、最初の観光にもうってつけ。
また泊まるホテルの場所にもよりますが、バスやタクシーでリベルタ橋を渡り本島入り口のローマ広場まで行き、そこから水上バスのバポレートに乗り換えるのも良いかと思います。但しカナルグランデを行くバポレートは、かなり混み合いますし通勤客等も結構乗るので、時間帯によっては大きな荷物を持っていると厳しいかもしれません。
言葉について :ヴェネツィアは島全体が観光地みたいなものです(モニカさんが言うにはヴェネツィアの人口が6万人に対して観光客は年間2千万人だそうです)ので、すごくサービス精神が旺盛です。従って我々のような片言の英語でもほとんど不自由はしませんでした。但しどんな時でも挨拶は不可欠で、できればイタリア語でするようにした方が良いみたいです。
行く時期 :ご存知のようにヴェネツィアでは11月から2月頃にかけて、高潮(アクア・アルタ)が発生します。是非一回見てみたいあるいはカーニバルに行きたいと言う方でなければ、やはり時期をずらした方が良いと思います。なんせ車が無いので、せっかく行くのに自由に歩けないと何かと不便だと思います。ガイドのモニカさんもアクア・アルタになると本土に逃げ出したいと言っていました。
サンマルコ広場のカフェの演奏について:先に書きましたようにサンマルコ広場ではカフェの老舗であるフローリアンとクアドリが演奏を競っています。(かのナポレオンもヴェネツィア遠征の際、聴いたといわれています)今回の旅行でもボイスレコーダーでかなり録音をしてきましたが、過去に「ヴェネツィア・ラ・フェスタ」と「新ヴェネツィア・ラ・フェスタ」と言うサンマルコ広場での演奏を録音したCDがボンバ・レコードと言う会社から発売になっていますので、もし買う機会があれば是非お薦めです。
画像 221.jpg
ヴェネツィアの地図は、新宿の紀伊国屋で買ったEURO CITY MAPが水上バスの乗り場・航路が分かり易くて重宝しました。ただヴェネツィアの人は皆さん道を体で覚えている様なので地図を見せても良くわかりませんでした。あと、我々は外出時には出来るだけサングラスをかける様にしていました。これは防犯に効果があるそうです。是非お試しください。ヴェネツィア地図.jpgサンマルコ地図.jpg
いろいろと問題もありましたが、今ではそれも素晴らしい思い出になっています。次回も是非個人旅行で行きたいと思っています。
もしご質問等があれば何なりとご連絡ください。分かる範囲でお答えします。引き続きパリ旅行も音声化をしていますので宜しければご覧下さい。
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